フロアコーティングの素材

フロアコーティングの素材

フロアコーティングの素材 フロアコーティングは、床にコート剤を塗布して被膜を作り、フローリング材を保護するという内装工事の技法です。床に傷や汚れがつきにくくなったり、日焼けによる褪色を防いだりする効果が得られるだけでなく、光沢が長持ちするためワックスがけの手間が不要になり、お手入れが楽になるというメリットもあります。
フロアコーティングに使われるコート剤は樹脂を素材としていますが、いくつかの種類が市販されています。費用もさまざまですが、一般的には価格の高いものほど効果が長持ちする傾向にあります。

コート剤に使われる素材の主なものとしては、ガラス・シリコン・ウレタンの3種類があります。価格の高さ及び耐久性の度合いも、基本的にはこの順番になります。
また、これ以外にもう1つ、UVコートと呼ばれる製品も徐々に普及が進んでいます。これは、紫外線を照射することで硬化する特殊な樹脂で、費用と耐久性のレベルはおおむねガラスとシリコンの間ぐらいに位置します。

フロアコーティングした床に置くべきでない化学製品とは

フロアコーティングした床に置くべきでない化学製品とは フロアコーティングをした床の上にはカーペットや敷物はもちろんのこと、みなさんさまざまなものを置いていることでしょう。ただし、その際には「塩ビ製品」などをフロアコーティングした床の上に長年置くことはおすすめできません。これは、塩ビ製品を長年フロアコーティングの上に置いておくと色移りしてしまうことがあるためです。なお、この色移りの原因は長期間の間に化学反応を起こすことに由来します。

さらに、フロアコーティング自体にそれほど厚みがないことが多いため、最悪の場合そのまま素通りしてフローリング自体に色移りがしてしまうこともあります。注意しましょう。
そのため、フローリングを長く快適に使うためにも長期間敷いておくものには塩ビなどでできた化学製品ではなく、自然素材を選ぶのがおすすめです。また、自然素材の敷物であっても長くそのままに放置せず時々移動させたり掃除をするなどして床の状態を確認するようにしましょう。